文学部横断型人文学プログラム

受験生の皆さま
-上智大学文学部を志望する人のために-

他者との対話を主とした授業で、偉人からも、友人からも、影響を受けられる。

哲学科
中津 千晴
Chiharu Nakatsu
(3年)

学科を選んだきっかけ

 正直あまり高尚な理由はなかったのですが、昔から思索に耽ることが好きだったので、哲学をやってみたいなという好奇心で選びました。

哲学科のここがスゴイ!

 ディスカッション形式の授業が多く、他者と対話しながら考えてみたり、意見を交換し合ったりできるのはいいところだと思います。先生が学生から集めたリアクションペーパーに対してコメントし、学生がそれを聞いてまた考える、というような、学生と先生との対話が主になっている授業もあります。

 二年生になると哲学思想、倫理、芸文の三つからコースを選ぶので、そこで自分の興味があることや、逆に自分からはやらないようなことを深めていくことができます。私自身は哲学思想のコースなのですが、幸福や愛といった倫理系にも興味があって。コースが違っても色々なことを広く勉強できたり、関心がなかったことでも自分の興味ある分野の土台になったり、そういう学び方ができると思います。

 大学に入る前は、哲学科って抽象的な、生きるとは何かとかそういうことばかり考えているのかなと思っていたのですが、その実わりと論理的というか。自己啓発みたいな考え方をするんじゃなくて、因果関係をロジカルに考えるという学び方をするのは意外なことでした。

学びを通して自分の中に起こった変化

 論理的な考え方を意識するようになったり、先人の考えを吸収して、自分ひとりでは学びなしに考えられなかったことや、自分のもっていた考えを、偉人にしろ同じ学科の友人にしろ、影響を受けて発展させることができたり。考え方を昇華させる方法が増えたなと思います。ディスカッションで他の人の考えを聞いて、対話する中でそういう変化が感じられました。

学びを今後の人生でどう活かす?

 哲学科は変わった人もいるんですけど(笑)、本当に色んな人がいる中で刺激を受けて、色々な角度や視点から見た考え方ができるようになったので、それを活かして社会に貢献できたらなと思います。今は多様性とか、厳しい目線がある世の中だからこそ、他者のことを考えながら仕事ができたらいいなと思います。