受験生の皆さま
-上智大学文学部を志望する人のために-
- Home
- 受験生の皆さま
- 在校生からのメッセージ
- 英文学科 後藤健太郎(3年)
文法(理論)をコミュニケーション(実践)に結び付けていけるような英語教育を目指して
英文学科
後藤 健太郎
Kentaro Goto
(3年)
学科を選んだきっかけ
中学時代は、英語の文法があまり好きではなかったんです。長期休暇明けに毎回実施される単語テストで満点を取ると皆の前で表彰してもらえたので、単語の勉強ばかりしていました。
高校に上がると今度は、数学の勉強や高校生活をエンジョイすることに時間をとられてしまって。受験を意識しはじめた高2の秋頃に、これ以上文法から逃げてはだめだと思って塾に入りました。すると、そこで出会った先生(後に、上智の大学院の英語教授法コースを修了されている先生だったことが判明したのですが)が、すごく面白く文法を教えてくださったんです。英語って面白いなって気づきはじめてから、自分も英語を勉強して教えられる立場になりたいと思うようになりました。
英文学科のここがスゴイ!
僕が取っている言語研究コースには、教職関係の科目が理論的なものから実践的なものまで豊富に揃っています。
第2言語習得論(SLA:Second Language Acquisition)や言語学の基礎をしっかり学べて、さらに実践的な授業もあるのがすごいなと思っています。少人数制で、指導教員の先生との距離が近いのも良いところだなと。
学びを通して自分の中に起こった変化
正直、高校時代には本を読む習慣がなく、頭を働かせて文章を読むのは、現代文の授業の時間くらいでした。大学に入ってレポート執筆のために文献を参照するようになったことで、いまは、文章を読んだり書いたりするのにも慣れて、知識を得る受け皿が出来てきたという実感があります。
学びを今後の人生の中でどう活かす?
英語の面白さを教えてくださった塾の先生のように、上智の大学院で英語教授法(TESOL)を学んで、将来は、中高の教員になりたいと思っています。僕自身は、文法がわかるようになったことで自信を持って英語に向き合えた人間なので、コミュニケーション(実践)と同時に、昨今軽視されがちな文法(理論)についても確実に教えていきたいなと。元々話し言葉だった英語は、規範文法によって統一された結果、多くの人が比較的身分に関わらず出世しやすくなり、その人らでのコミュニケーション(主に手紙)が可能になった歴史があるので、昔の文法が持っていた利点は現代でも活きると思うんです。