文学部横断型人文学プログラム

お知らせ

私立富士見丘高校×上智大学文学部史学科北條研究室 Super Global High School 高大連携 環境史ワークショップ「玉川上水今昔物語」を開催しました

 11月23日、私立富士見丘高校×上智大学文学部史学科北條研究室 Super Global High School 高大連携 環境史ワークショップ「玉川上水今昔物語」を開催しました。

 私立富士見丘高校と本学文学部史学科北條研究室は、2014年度より東京と水との関わりをフィールドワークにより解き明かす〈環境史ワークショップ〉を開催しています。今年度は、文学部横断型プログラムの授業である「フィールドワーク入門」内で富士見丘高校の生徒たちと本学学生が研究発表を行ないました。

 富士見丘高校の生徒たちは、玉川上水周辺のフィールドワークや街頭でのインタビューなどを通じた調査成果を発表しました。また、本学学生は、生徒たちの調査からインスピレーションをうけ、『成願寺勧進帳』や『常陸国風土記』など一次史料を検討しながら、武蔵野台地中央部の中野・新宿を舞台に展開する「中野長寿伝説」の成立過程とモチーフの歴史的背景について報告しました。

研究発表

〈富士見丘高校〉
水谷茜里「玉川上水の成り立ちと笹塚・幡ヶ谷地域の地形の特徴」
冨樫結「玉川上水 橋の変遷と特徴」
細田真央「玉川上水旧水路の緑道・公園利用について」
堀江はるな・川島早織「玉川上水新水路の役割と地域への影響」
吉田悠莉「神田川・神田川笹塚支流・玉川上水にまつわる伝承を探る」

〈上智大学文学部史学科〉
吉原美響「中野長者伝説が語る土地の記憶」

研究発表の様子